2009/06/11

Drobo が我が家にきたよ


ハードディスクは大容量低価格の時代に

1TBの大容量がではじめてから、現在では2TBのハードディスクでも安価なものがではじめ、1万円くらいに迫ってきています。
ビデオ録画やグラフィック制作の助けになるとあってか、人気も価格もよくなっています。
外付けのハードディスクですと1TBで十分なんですが、実際に録画やバックアップ用途になども考えると、最初少なくても増設できるような拡張性があると安心するなと思っていました。

Droboの魅力

大容量ディスクシステムとしてDroboが魅力的と感じたのは、BeyondRAIDといわれる特殊なRAIDシステムを採用していること。
一般的にRAIDを組むのはそれなりの知識をもって初期化やら設定やらを行う必要がありますが、BeyondRAIDというのは組みたいハードディスクを追加することでDrobo自身が構成を計算して、RAIDの基盤を作って行ってくれます。もちろん細かい設定が好きとか豆に見れないと心配と思う人は別のRAIDをおすすめしますが、普段ハードに時間を割きたくないデザイナーやカメラマンなどは親和性の高いDroboは気に入るかと思います。
トラブル時や容量が足りない場合はランプが教えてくれるので、それにしたがって作業を進めるだけです。たとえば一つハードディスクが不調となっていれば赤いランプが点灯しますので、新しいハードディスクに入れ替えてください。これはPCが作業中でもホットスワップで変更可能のようです。新しいハードディスクがくれば、また安定した構成に自動で処理が進みます。(→Droboのハードディスク構成はこちらでシミュレートできます。
わかりやすく考えれば、ハードまわりの面倒をDroboにまかせて、あなたは仕事に打ち込んでください。またいいハードディスクでも買えるようになりなさいということです。まあ贅沢。今度ごはんでもおごってよ。きっとだよ。

Cali Lewis Drobo Demo Video Hosted by Cali Lewis

RAIDの手順

実際に使えるようになるには、本当に簡単でした。

今回使ったのは、シーゲイト製のST31000528AS CC34
回転数7200rpmの容量1TB バッファ32MB。
ハードディスクを2個同時に買ったのは初めて。

細かなアダプタなどはなく、そのままSATAハードディスクを差し込むだけ。ネジもなければ内接させるための固定具もありませんでした。
ハードディスクは4つ搭載でき、2つ以上でRAIDの効果を発揮します。

ハードディスクセット後はMacProにFireWire800で接続。最初はフォーマットを聞かれます。私はGUIDパーティションの16TBに設定しました。Droboでは事前に、実容量より大きなドライブとして認識が可能です。足りない実容量は今後のディスク追加で補えるというわけです。

Droboの性能

速度面ではとびっきりパフォーマンスが高いわけではないようです。USB2.0ハードディスクより少し速いくらい。RAID自体の処理でそうなってしまうのかもしれません。とくにランダムアクセスではかなりの速度が落ちます。特性を見極めながら長く使ってみると全体のパフォーマンスはいいのかもしれないですね。私は特に気にならなかったので、このままデジカメ画像やムービー編集のアセット保存に使い、空いたPC内蔵のハードディスクでキャプチャなり高速処理を担う予定です。
DroboはData Robotics, Incの製品です。国内正規では株式会社ネットジャパンさんで取り扱いを行っています。amazonも現時点では株式会社ネットジャパンさんのみの出品でした。
株式会社ネットジャパンさんによるわかりやすい素敵なプレゼンムービーを見つけました。


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